使い方
円形のメトロノームの操作をひととおり説明します。テンポと盤面の基本から、テンポランプ・パターンの保存・シーケンスまで。
画面の構成
画面は上から3つの部分でできています。
- 操作パネル——テンポ・Ramp(テンポランプ)・Timer・パターン/シーケンス・Start。スクロールしても画面の上端に残ります。右上の ⊟ を押すと1行だけのコンパクト表示になり(スライダーとテンポの目盛りボタンが隠れます)、⊞ で元に戻ります。
- 盤面——上に拍数(Beat)、まわりの四隅に各トラックの枠、下に表示の切り替え・ALL OFF・全体の音量。
- トラック設定——四隅の枠の色の帯を押すと開きます。PC では盤面の下に、スマートフォンでは操作パネルの下に重ねて開きます。
開いた直後の盤面は「一拍二連・4拍子」です。トラック1(赤)が拍の頭を、トラック2(青)が裏拍を鳴らします。そのまま Start を押せば音が出ます。
テンポを決める
- 範囲は 30〜240 BPM です。スライダー、または −4% / −5 / −1 / +1 / +5 / +4% のボタンで動かします。% のボタンは今のテンポの 4% ぶん動かします(丸めても最低 1 は動きます)。
- TAPを曲に合わせて続けて押すと、2回目からその間隔のテンポになります。2秒あけると数え直しです。
- 目盛りのボタン(30〜240)を押すとそのテンポへ移ります。選ばれているボタンをもう一度押すと +5 → +10 → 元の値、と巡回します。目盛りの間のテンポでは、前後の2つが薄く囲まれます。
- 再生中にテンポを変えても、小節の中の位置は保たれます。手でテンポを変えると Ramp はオフになります。
テンポランプとタイマー
Rampは、テンポを小節の頭で一段ずつ自動で上げ下げする機能です。スイッチの右の「形のアイコンと 最小–最大」を押すと設定が開きます。
- 形:Min→Max→Min(山)/Min→Max(上り)/Max→Min(下り)。
- Min・Max:動かす範囲(最小・最大)。Min は Max より小さくしてください。
- Step:一段の幅。BPM(1〜30)か、今のテンポに対する %(1〜20)を選べます。% では速くなるほど一段の幅が広がります。
- Keep:一段を何小節鳴らすか(1〜64)。
- 設定画面には最終テンポに届くまでの時間が出ます。Apply to Timerを押すと、最終テンポを1周(Keep 分)鳴らし終えるまでの時間がタイマーに入り、タイマーがオンになります。
- 最終段に着くとそのテンポのまま鳴り続けます。一時停止なら進み具合を保ち、Stop なら次の Start で最初の段から始まります。再生中にオンにすると次の小節の頭から始まります。
- 設定はこのブラウザに残りますが、オン/オフは残りません(開くたびにオフ)。
Timerはカウントダウンです。停止中に時間の表示(初期値 01:00)を押すと、分・秒(最大 99:59)を設定できます。打った値はその場で反映され、✕ か枠の外を押すと閉じます。秒を端から先へ送ると、分へ繰り上がり・繰り下がりします。同じ所にある「Stop at 00:00」をオフにすると、00:00 になっても止まらずに鳴り続けます。表示の右の →| は、赤いときに「0 で止まる」ことを示します。一時停止すると、再開したときは設定した時間から数え直します。
盤面の見方と操作
- Beat(1〜4)で小節あたりの拍数を選びます。盤面がその数に区切られ、針は小節ごとに盤面を1周します。12時のオレンジの印が小節の頭(最初の拍)です。拍数を変えると再生は止まり、増えた拍には最初の拍のパターンが写されます。
- 輪は外側からトラック1(赤)・2(青)・3(緑)・4(黄)です。輪の帯を押すとそのトラックが選ばれ、縁が光ります。
- ノード(輪の上の点)を押すとオン/オフが切り替わります。書き換えられるのは選択中のトラックだけです。他のトラックのノードを押すと、まずそのトラックが選ばれます(隣の輪を誤って変えないため)。
- ノードの形は拍の中の位置を表します。丸=拍の頭。三角=1/2 分割の裏(1/3 分割では3つ目)。四角=1/3 分割の2つ目、1/5・1/7 分割の拍の中の点。細い尖った印(大・小)=サブ分割の点。形ごとに音量を変えられるので、「拍の頭を強く、裏を弱く」といった強弱が付けられます。
- 四隅の枠の M はミュート、S はソロ(そのトラックだけを鳴らす。もう一度押すと解除)です。
- L(Link)がオンのときは、ノードを1つ押すと、全拍の同じ形のノードがまとめて切り替わります。オンにした瞬間、最初の拍のパターンが全拍に写されます(他の拍の個別の設定は上書きされます)。拍ごとに違うパターンを作るときはオフにします。
- 盤面の下の3つのボタンで、針の表示・拍番号(サイコロの目)の表示・盤面の上下反転(小節の頭を6時の位置へ)を切り替えられます。この3つはブラウザに残ります。
- 左下の ALL OFF は全トラックのノードをすべてオフにします(確認が出ます)。右下のスピーカーは全体の音量とミュートです。
トラック設定
四隅の枠の色の帯を押すと開きます。上に並ぶ色の点、またはスマートフォンでは横にスワイプして、他のトラックへ移れます。
- 音色(8種類):Clave (Hi)・Clave (Lo)・Hi-Hat (Cl)・Hi-Hat (Op)・Snare・Bass Drum・Sustain (A)・Rest。
- Sustain (A)は伸びる音(ラの音)で、次のオンのノードまで鳴り続けます。音の長さを含めたリズムの確認に使います。使えるのは盤面の中で1つのトラックだけです。
- Restは音を出さず、オンのノードの位置で Sustain (A) の音を止めます(休符)。
- 音量:トラック全体の音量と、M/S。
- 分割とサブ分割:分割は各拍を等分し(1・1/2・1/3・1/5・1/7)、サブ分割はそれをさらに分けます(1/2・1/3・1/4)。1/5・1/7ではサブ分割は使えません。どちらかを変えると、そのトラックのノードがすべてオンになります。再生中の変更は次の小節から効きます。
- Swing:2つめごとのノードを後ろへずらします。分割 1/2(サブ分割 1 または 1/2)のときだけ使えます。右の欄がずらす割合で(50〜80%・初期値 66%)、50% はずらさない状態です。
- Link は四隅の L と同じです。All Off はこのトラックのノードをすべてオフにします(確認が出ます)。
- 形ごとの音量:盤面と同じ形のアイコンごとに音量があり、アイコンを押すとその形だけをミュートできます。並ぶ形は分割とサブ分割で変わります。
再生・一時停止・停止
- Start で再生、Pause で一時停止、Resume で同じ位置から再開します。再生中は横に ■(Stop) が出ます。
- Stop は小節の最初に戻ります。シーケンスを読み込んでいる場合、Stop ではシーケンスは外れず、盤面は止めたステップのまま残り、次の Start はそのステップから続きます。先頭へ戻すには ⏮ を押します(Stop と同じ位置に出るので、Stop を2回押すのと同じです)。タイマーが 00:00 で止めたときは、自動で先頭へ戻ります。
- 画面がロックされたり別のアプリへ切り替えたりすると、一時停止します。
パターンを保存して呼び出す
Start の左のパターン/シーケンスを押すと一覧が開きます。画面が広いと盤面の右に、狭いと盤面の代わりに開きます。
- 保存:名前を入れて「保存」。テンポ・拍数・すべてのトラックの設定・ソロが保存されます。保存するたびに新しく追加され(上書きはしません)、最大20件です。名前の変更と削除もここでできます。
- 呼び出し:名前を押します。停止中はすぐ、再生中は次の小節の頭で切り替わります。呼び出したパターンの名前は黄色く光ります。
- 一覧の上の2つのスイッチで、呼び出すときに何を持ち込むかを決められます。はじめは2つともオフで、今のテンポとミュート・ソロのまま、リズムだけを切り替えます。自分が弾くトラックをミュートしたまま、いくつかのパターンを聞き比べるときに便利です。「テンポも一緒に読み込む」をオンにするとパターンのテンポも、「ミュート・ソロも一緒に読み込む」をオンにするとパターンのミュート・ソロも読み込みます。
シーケンスで順番に再生する
- シーケンスは、保存したパターンを決めた小節数(1〜64)ずつ順番に再生し、最後まで行くと先頭へ戻って繰り返します。1つのシーケンスは最大16ステップ、保存は最大20件です。
- 「シーケンス」タブの「新規作成」で作ります。0 の枠は最初の1回だけ再生され、2周目からは飛ばされます。カウントインなどに使えます(使わなくてもかまいません)。
- 「再生」を押すとシーケンスが盤面に読み込まれ、Start で始まります。読み込んでいる間、操作パネルに今のステップと小節が出て、シーケンスが動かしている部分(Start・テンポ・M/S)が緑に光ります。
- シーケンスを外すのは、一覧の「停止」か、操作パネルの行の ✕ です。
- パターンの呼び出しと同じ2つのスイッチが、シーケンスの自動の切り替えにも効きます。
例:ポリリズムを組む
長さの違う等間隔の拍を同時に鳴らすリズムです(たとえば2つに対して3つ)。円形の盤面では、それぞれが等間隔に並んだノードの輪になるので、輪が重なる所と離れていく所を、音を聞きながら目で確かめられます。分割を選ぶとそのトラックのノードがすべてオンになるので、設定した時点でそのまま鳴ります。
- 3対2 — トラック1:分割 1/2。トラック2:分割 1/3。
- 4対3 — トラック1:分割 1/3。トラック2:分割 1/2 +サブ分割 1/2。
- 5対4 — トラック1:分割 1/5。トラック2:分割 1/2 +サブ分割 1/2。
- 7対4 — トラック1:分割 1/7。トラック2:分割 1/2 +サブ分割 1/2。
分割を変えてもサブ分割は保たれるので、思ったより音が多いときはサブ分割を 1 に戻してください。2つのトラックには、高いクラベと低いクラベのようにはっきり違う音色を割り当て、ゆっくり始めます。
保存されるもの・されないもの
- このブラウザに残るもの
- 保存したパターンとシーケンス、Ramp の設定、盤面の表示(針・拍番号・反転)、コンパクト表示かどうか。
- 開くたびに初期値に戻るもの
- 盤面(テンポ・トラック)、Ramp のオン/オフ、Timer、全体の音量。続きから使いたい盤面は、パターンとして保存してください。
保存先はこのブラウザの中だけです。アカウントはなく、何もアップロードされず、別の端末には引き継がれません。サイトのデータを消去すると保存内容も消えます。