練習ガイド
メトロノームを使った練習について、短く実用的にまとめた記事です。ギターを教えるなかで書いており、このサイトのツールと合わせて使えます。
第1章 土台
パルスとパターン——メトロノームは足場にすぎない
目標は、単純なパルスを自在に捉えることです。多機能はそのための足場にすぎません。リズムを偶然でなく再現可能にするのは、周期の区切り方です。
時計で考える:位置と長さ
リズムは時計と同じく「位置」と「長さ」で捉えられます。違いは1拍の長さを変えられることで、それがテンポです。
アクセント:パルスが拍になるまで
音量・音高・音色の変化が、平らなパルスを拍と拍子に変えます。ただし最大のアクセントは聴く側にあります。演奏者が内なる拍を持つべき理由まで。
拍子と拍分割
拍子は時間を日にまとめるように拍をまとめ、拍分割は1時間を区切るように1拍を区切ります。ポピュラーが2拍目に重心を置く理由と、同じ6分割でも 3+3 と 2+2+2 を区別する理由まで。
体で拍をとる
足踏みで拍目を作り、足上げを拍分割に使い、手を足して基本のグルーブ4つを体で鳴らします。拍として捉えやすいテンポの範囲まで。
メトロノームが「速くなる」と感じる理由と、その直し方
走る・もたるはテンポの問題ではなく聴き方の問題です。クリックと戦わずに練習するための手順をまとめます。
練習テンポの決め方と、速度を上げる基準
意味のある開始テンポの選び方と、「上げてよい」と判断するための試し方。
第2章 拍を操る
クリックを2拍4拍に置く——裏拍の練習
クリックを裏拍へ移すと、表拍に鳴らしていたときは隠れていたずれが見えます。
5拍子・7拍子への入り方
変拍子は数えるのをやめて「まとまり」で捉えると楽になります。盤面の組み方まで。
スウィング:位置をずらす
スウィングは拍目でなく裏の位置を後ろへずらします。1/2のスウィングと3連の関係、1/4、3/4のスウィングが別のグルーブになる理由まで。
音の長さ:始まりと終わり
リズムは音の始まりだけでなく終わりでもあります。音価、減衰する音と持続する音、スタッカート、そして位置と長さへ戻るまとめ。
第3章 重ねる
ポリリズム入門:3対2を体で覚える手順
最も出番の多いポリリズムを、円形の盤面を使って5段階で組み立てます。